シリアス

カカチチ

カカチチ

近未来ダークファンタジー官能小説第4弾!敗北の闇の中で、花は咲き始める――近未来都市・月詠京。その裏側で、忍術、霊力、淫術、古き封印を巡る戦いを続ける特殊組織NOX。第七部で、月影紫苑はついに千年以上を生きる古き支配者・玖月朧と対峙した。しかし、結果は圧倒的な敗北。紫苑の刃は届かず、月詠の奥義すら通じず、玖月は紫苑の血と力を利用して完全復活を果たしてしまう。傷つき、倒れた紫苑。完全復活した玖月。そして、かつてない脅威を前にしたNOX。第八部「月詠の華」は、そんな敗北の直後から始まる、NOX再起の物語です。第八部の中心となるのは、謎の第三勢力・白蓮華妖狐の血を引く、美しく危険な存在・白蓮華。彼女はNOXの味方ではありません。しかし、玖月の完全な味方でもありません。白蓮華は、ただ「閉じていた花が咲く瞬間」を見たいという独自の価値観で動きます。鈴音の奥に眠る玄武を目覚めさせ、紅蓮の過去の敗北を暴き、蒼の中にある境界を開き、葵の朱雀の熱にも影響を残していく。彼女が与えるものは、救いなのか。それとも、残酷な試練なのか。第八部では、白蓮華という危うい存在を通して、NOXの仲間たちがそれぞれの内側にある傷、恐怖、欲望、力と向き合っていきます。紅蓮、蒼、葵――仲間たちの覚醒紫苑の姉・月影紅蓮は、妹を守れなかったことに深い後悔を抱えています。しかし、その奥には、かつて敗北した自分を許せないという古い傷がありました。紅蓮は白蓮華の試練を通して、敗北した自分を否定するのではなく、その自分ごと前へ進むことを選びます。神楽蒼は、攻撃にも支援にも立てる「境界」の存在。けれど、その曖昧さは強さであると同時に、選ばないための逃げ場にもなっていました。蒼は白蓮華との試練で、自分の中にある攻撃・支援・中間制御の三つの流れを知り、必要な時に自分の意思で選ぶ力を得ていきます。朱雀院葵は、蒼を見守るだけではなく、蒼の隣で共に前へ出ることを決意します。自分の中に燃える朱雀の熱を受け止め、葵はただ明るい先輩ではなく、戦場で蒼と並び立つ前衛として成長していきます。後半は、旧水路跡での本格バトルへ第八部後半では、月詠京西区の旧水路跡に、玖月の影とも呼ぶべき黒い人型の怪異「黒朧」が出現します。黒朧は玖月本人ではありません。ただの影にすぎない存在。それでも、その力は凄まじく、刃は芯に届かず、拳は沈み、霊力の重心は黒い水へ引きずり込まれていきます。紅蓮の踏み込み。葵の朱雀の火。蒼の境界制御。雪兎の白虎の眼。鈴音の玄武解析。そして玲奈の指揮。NOXはそれぞれの力を噛み合わせ、ボロボロになりながら黒朧へ挑みます。これは完全勝利の物語ではありません。影一つを倒すために、NOXは大きく傷つく。それでも、敗北の場所から確かに一歩進む。第八部は、玖月本体との決戦へ向かうための、覚醒と実戦の物語です。本作の見どころ・第七部での敗北から始まる、NOX再起の物語・白蓮華によって暴かれる、仲間たちの内面と覚醒・紅蓮の過去、蒼の境界、葵の朱雀の熱を描く濃密なキャラクター展開・玖月の影「黒朧」との、ボロボロになりながらの本格バトル・鈴音の玄武、雪兎の白虎、蒼の三層制御など、次巻へ繋がる新要素・玖月の隠された眼と「九尾の嘘」に関する新たな伏線・シリアスな近未来くノ一バトルと、官能的な試練描写の両立こんな方におすすめ・近未来くノ一、忍術、霊力バトルが好きな方・敗北から立ち上がる再起の物語が好きな方・仲間たちがそれぞれ覚醒していく群像劇が好きな方・強大な敵に対して、チームで少しずつ届いていく展開が好きな方・シリアスなバトルと官能描写の両方を楽しみたい方・白蓮華のような、味方とも敵とも言い切れない危険なキャラクターが好きな方・第七部での紫苑の敗北後、NOXがどう立ち上がるのかを見届けたい方収録内容本作は、NOX -月詠の影- 第八部「月詠の華」です。第七部「月詠の闇」の続きとなる物語であり、玖月朧との決戦へ向けて、NOXの仲間たちがそれぞれの力を開花させていく内容となっています。物語は第八部単体でも一つの大きな区切りを迎えますが、玖月の眼、九尾の嘘、紫苑の完全復帰といった謎は、第九部以降へ続いていきます。敗北の闇の中で咲き始めた、月詠の花。NOXはもう、ただ待つだけでは終わらない。ハイクオリティフルカラーイラスト89枚圧倒的ボリューム、425P